虫歯治療は「総合力」が大切。
すべては「痛くない」治療のために。
- 「痛み」を感じさせない様々な工夫
- 「削る量」を最小限に
- 歯の修復力による「削らない治療」
- 歯の神経を守る「MTAセメント」「部分断髄法」
- 抜歯を回避する「エクストリュージョン」
あなたが虫歯治療に対して抱いている「痛い」「怖い」「不信」等のイメージを当院では全て払拭します。歯科医療に対する技術の進歩、そして、当院の高度な技術と経験がそれを可能にしていると自負します。
・治療時の「痛み」について
・治療時の「不快感」について
・歯の「神経」を守るために
・「抜歯」を回避するために
患者さんの最大のご希望は「痛み」をなくすことだと思います。当院はさまざまな工夫によりそれを達成しています。
麻酔の際の注射が痛みを感じる要因の一つですが、注射針が細いほど痛みは減少します。その際、当院では「30G」の細さの針を利用して短時間で終わらせる工夫も行っています。
ちなみに、一般の歯科医院さんでは事前に歯肉に麻酔液を塗っておく「表面麻酔」も行っている医院さんが多いと思いますが、当院ではあえて行っておりません。当院では無痛の浸潤麻酔のスキルがありますので、時間がかかってしまう「表面麻酔」は行わないのがその理由です。
針を刺す部位によっては痛みを感じやすいところ、感じにくいところがあります。当院のドクターは豊富な経験と高度な技術を持っておりますので、痛みを感じにくい部位を狙って注射をすることができます。
歯医者に行くと耳にする「キュイーン」という不快音。これはよく歯科医院で使用されるタービンにより発生する音ですが、当院は「5倍速コントラ」を使用しますので、そのような不快音は聞かずに済みます。これは通常よりも何倍もの速度で回転しますので、スムーズに削れ、無駄な部分まで削ることもありません。
当院では痛みを感じさせない治療に自信を持っておりますが、それでもどうしても歯科治療に対する恐怖心が先立ち、治療ができない方もいらっしゃいます。そんな方には「睡眠無痛治療」をお勧めしております。
点滴により鎮静薬を注入すると、ほぼ数分で寝ている状態になり、痛みや不快感を感じることなく、治療を終えられます。これを行った方は「寝て起きたら、治療は終わっていた。痛みも何も感じなかった」とおっしゃいます。
歯科恐怖症の方、嘔吐反射が強い方にご提案しています。また、お仕事や家事育児で時間が取れない方にもお勧めです。
当院では「歯を削る量を最小限に抑える治療」についても徹底しております。これを行うことで以下のメリットが生まれます。
具体的な方法についてご紹介していきます。
虫歯の治療だけに限ったことではありませんが、歯科治療は「見える」ことが重要です。「見えない」と削り残しが出るのはもちろん、余計な部分まで削ってしまうからです。
下記の画像をご確認ください。
左が「肉眼」で、右が「マイクロスコープ」で見た画像です。
どちらが精度の高い治療が行えるか、よく分かると思います。
「う蝕検知液」は、虫歯に感染した部分だけを着色する特殊な薬品です。健康な歯には反応しないので、色のついた部分だけを削れば、虫歯を除去できるというわけです。
当院では、削っては染め、削っては染めを繰り返して虫歯を治療します。時間も手間もかかりますが、削る量を最小限に抑えられます。
削る量を最小限にするには、虫歯の「早期発見・早期治療」が重要です。
当院では、「ダイアグノデント」という機器で虫歯を見つけます。ダイアグノデントは、お口の中にレーザーを当てて虫歯を発見します。歯と歯の間の虫歯や、初期の小さな虫歯など、肉眼ではわからない虫歯も見つけられます。初期の虫歯の内に治療ができれば、ほとんど削らずに治せることもあります。
唾液検査を行い、お口の中にいる虫歯菌の種類や、唾液がお口を正常な状態に戻す力などがわかります。総合的に虫歯になりやすい状態かどうかも判断できるので、これらを手掛かりに最適な予防・治療プランを作成します。
虫歯が進行すると「神経を取りましょう」「抜歯しましょう」と言われることがあります。それはできるだけ避けたいものですよね。
神経を除去すると、歯に栄養が届かなくなり、もろくなり、衝撃で折れたり割れたりします。
また抜歯すると、代わりにインプラントや入れ歯、ブリッジ等の人工歯をいれる必要が出てきます。当然、治療費もかかりますし、自分の歯に比べて機能も落ちます。
当院では力を入れていることでもありますので、治療法についてご紹介します。
歯の神経が露出した際、通常は「神経を除去する」(抜髄)ことになります。しかし「MTAセメント」を使用することで、抜髄せずに治療を行うことができます。
このMTAセメントはすべてのケースで可能なわけではありません。何もしないでもズキズキ痛む「自発痛」がある場合は使用できません。
虫歯が歯の神経まで到達すると、一般的には神経を取る「根管治療」を行います。
しかし、神経の炎症の程度によっては、「部分断髄法」という方法で神経を残して治療できることがあります。部分断髄法では、神経から炎症を起こしている部分だけを取り除き、MTAセメントで覆って治療します。
具体的な治療法は2つあります。
①生活歯髄断髄法
②失活歯髄断髄法
それぞれ一長一短あるので、検査を行った上で、よく相談した上で治療法を選択します。
この写真をご覧ください。
ここまで虫歯が進行していると「抜歯しましょう」と言われれてしまいます。
しかし「エクストリュージョン法」により、抜歯を回避することがあります。矯正治療の一つで「歯根廷出術」とも呼ばれており、歯茎の下にある「虫歯」を歯茎の上に露出させ、被せ物の「土台」として使用するものです。
皆さんの歯や体には、虫歯を防ぐ働きと自然治癒力が備わっています。
こんなことを言っても信じられないかもしれませんが、本当のことです。当院では、この自然の力を引き出す「削らない治療」を実践しています。
歯は、一日の中で「脱灰」と「再石灰化」という状態を繰り返しています。「脱灰」というのは、虫歯菌が作り出す酸によって、歯からカルシウムなどが溶け出している状態です。反対に「再石灰化」とは、溶け出したカルシウムなどが歯に戻っていく状態です。
食事などで一時的にお口の中が「酸性」になると、脱灰が始まります。食後1時間ほどすると、唾液の力によってお口の中が「中性」に戻り、今度は「再石灰化」が始まります。「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れ、「脱灰」が進んだ状態が、「虫歯」です。一日中だらだら何かを食べ続けたり、ずっと甘い物を飲んだりしていると、お口の中ではずっと「脱灰」が起こったままになり、虫歯が進んでしまいます。
ということは、逆に「再石灰化」が行われる環境を作れば、虫歯は修復されていくということです。
早期の虫歯であれば、再石灰化を促して修復できます。この間、一切削りません。再石灰化で虫歯の穴を縮めて、縮めて、もう限界というところまで縮めたら、詰め物をして治療を終えます。これが当院の「削らない治療」のほんの一例です。
治療を終え、詰め物や被せ物をすると、患者さんは安心されるのですが、治療した歯は、常に再発のリスクにさらされていることをご存知でしょうか。治療後、いかに再発をさせないかが重要となってきます。
具体的には「ご自身での歯磨き」と「歯科医院での定期的なメンテナンス」となりますが、当院で行っている予防処置の一部をご紹介します。
「プロバイオティクス」とは、身体の中の微生物の力を利用して健康を促進する治療法です。当院では、バイオガイア社のサプリメントで、お口の中の細菌のバランスを整え、虫歯や歯周病になりにくい口内環境を作っていきます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。