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ぜんそく児に多いう蝕〈2002.10.8掲載〉

ぜんそく児に多いう蝕〈2002.10.8掲載〉
 ぜんそくの急性発作で吸入薬を使っている患者には、歯科医院でこまめに検診を受けることを進めたほうが良さそうだ。
 米国サウスカロライナ医科大学が、1歳から15歳の655人の子供を対象にDMF歯数を調べたところ、ぜんそく持ちの子供はDMF歯数が高く、DMF歯保有者の5人に1人はぜんそく持ちだとわかった。
 ぜんそく発作で用いる気管支拡張薬、アルブテロール(硫酸サルブタモール)が口腔内乾燥症を惹起するために、急性発作に同薬を使用する子供でう触感受性、歯周疾患感受性が高まるのではとみている。同大では、小学校の遅刻早退、欠席理由に頻繁にあげられる「ぜんそく」と「う触」の関係を探っていた。
 米国歯科医師会では、歯科治療指針の中にアルブテロール使用でおこる口腔内変化として口控内乾燥症をすでに揚げている。

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